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補欠合格とは?補欠合格から受かる可能性と確率等を紹介!

皆さん、こんにちは!

琴電瓦町駅より徒歩10分

大学受験予備校・個別指導塾の「武田塾 高松校」です。

いよいよ共通テストまで1週間を切りましたね。

共通テストが終わればすぐに私立大学の入試が始まります。

私立大学で多い補欠合格ですが、実際、合格者のうちどれくらいが補欠合格から受かっているの?

と疑問に思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

今回の記事では

補欠合格からどれくらいの確率で受かるのか?

補欠合格からの合格者数は増えているか?減っているか?

などについて書きました。

是非参考にしてみてください。

 

 

補欠合格とは?

正規合格者が入学を辞退した場合、入学の定員数が空くことになります。

その場合に入学を認められることを補欠合格といいます。

簡単に言うと合格が保留になっている状態です。

その後は入学定員に空きが出き次第、大学から連絡が来て繰り上げ合格となります。

基本的には補欠合格者の中から点数が高い順で繰り上げ合格となり、連絡が来る順番もその順に従って来ます。

 

補欠合格はいつ分かる?

補欠合格の通知は大学によって異なります。

正規合格とともに補欠合格が発表され、繰り上げ合格となる連絡を待つ大学もあれば、入学定員数の空きができてから、補欠合格が言い渡され、そのまま繰り上げ合格となる大学もあります。

大学のHPや募集要項に詳細が書かれてあると思うので予め読んでおきましょう。

補欠合格になった際の注意点

追加合格の通知の時期は大学によって決まっているところもありますが、入学の辞退者が出た都度補欠合格者に連絡をする大学もあります。

そのため、3月半ばに連絡がくることもあります。

他の大学の入学手続きをして下宿先の賃貸の契約をした後、行きたかった大学から追加合格の連絡が来る…

そんなことにならないよう自分の受験した大学の補欠合格の発表はいつからいつまでか確認しておきましょう。

また通知の方法が電話で、その電話にでることができなければ、せっかくのチャンスを逃してしまう可能性もあります。

いつでも連絡を取れる電話番号を出願届けに記入しておきましょう。

 

補欠合格から合格する確率は?

補欠合格からの合格率は国立大学と私立大学では大きく違います。

まず、国立大学についてですが受験者の多くはその大学を第一志望としています。

そのため入学を辞退する合格者は少なく、繰り上げ合格となる場合はほとんどありません

一方で私立大学の場合、そもそもの募集人数が多く、滑り止めや併願で受ける受験生も多いので国立大学と比べると、補欠合格から繰り上げ合格する可能性は高いです。

以下に2022年の主要な私立大学の合格者数と繰り上げ合格者数を示しています。

  合格者数(2022年) 繰り上げ合格者数(2002年)

早稲田大学

15021 905

慶応義塾大学

9975 1504

上智大学

7153 2266

明治大学

26688 1280
法政大学 22986

2680

 

大学により補欠合格からの合格者数の割合は様々です。

合格者数のなかで補欠合格から合格した受験生は、早稲田大学では約15人に1人、慶応義塾大学では約6人に1人、上智大学では約3人に1人と大学によって全く違います。

仮に補欠合格になったとしても大学次第ではそこから追加合格できる可能性が大いにあるので希望をもって連絡を待ち続けましょう。

 

補欠合格からの合格者は増えた?減った?

2021年度と2022年度の補欠合格からの合格者数を比べると

例えば、早稲田大学では700人ほど、上智大学では1500人ほどと、

大きく減少しています。

その他の大学でも補欠合格からの合格数が減少している私立大学が多く見受けられます

ただし、中には慶応義塾大学など増加している大学もあるので注意が必要です。

自分の受験した大学に何人補欠合格者がいてそこから何人繰り上げ合格したかを調べておくとよいでしょう。

 

どうして補欠合格からの合格は減ったのか?

2021年は特に補欠からの合格者数が多かった年です。

その理由の1つに考えられるのはコロナウイルスの流行による影響です。

合格しても都会の私立大学への入学を辞退する人は多かったのではないかと考えられます。

2つ目に考えられる理由は定員厳格化という制度です。

定員厳格化とは国が都市部の大学に学生が集中するのを防ぐために行った政策です。

私立大学はその政策に従い、基準の定員まで減らすことで国から助成金をもらうことができます。

2016年から始まった定員厳格化は年々厳しくなり、それに伴い、各大学は正規合格者の定員を減らし、補欠合格からの合格者を増やして、入学者の調整を行っていました。

しかし、2022年になってコロナウイルスが少し落ち着き、定員厳格化が緩和しされました。

この2つによって正規合格者が増え、入学を辞退する合格者も減少したのではないかと考えられます。

 

来年からは増える?減る?

2023年度についてさらに補欠合格からの合格者が減る傾向になると予想しています。

コロナウイルスによる規制は少しづつ緩和していて、都会の大学だから辞退するという受験者は減ると思われます。

また、本来大学側も受験生側も正規合格者を増やし、補欠合格からの合格者は減らしたいはずです。

各大学は去年の入試結果からどれくらい正規合格者を出せばよいかの見通しが立ったはずなので、さらに正規合格者の割合を増やし、補欠合格からの合格者数を減らすのではないかと予想しています。

 

まとめ

自分の受験する大学で補欠合格からの合格者が増えるか減るかは不透明な部分ではあります。

しかし、減ったとしても不安になる必要はありません。

そのぶん正規合格者が増えるということであり、補欠合格で大学からの連絡を今か今かと待つ人も減るということです。

皆さん、正規合格を目指し、頑張し頑張っていきましょう!

 

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